Rurikoin
瑠璃光院

光と
自然が
織りなす空間

a space woven by light and nature
SNSで多くの人がアップしている瑠璃光院。春と秋に2ヶ月ずつという限られた期間にしか開放されていないということもあり、行きたいと思いつつもなかなか訪れることができていませんでした。しかし、友達ともタイミングがあい、昨秋ようやく行けることに。

京阪電鉄で出町柳に着いてからは叡山電鉄に乗り換えます。今まで京都は何度も訪れているものの、こちらの線に乗るのは初めてでした。昔ながらのローカル線という雰囲気があり、どこか懐かしさも感じます。電車に15分ほど揺られると、最寄駅の八瀬比叡山口に到着しました。駅構内はライトや緑色の鉄格子がアクセントとなり、レトロな雰囲気を感じさせます。

雨が降らないかとてもヒヤヒヤしたのですが、天気は無事快晴。絶好の紅葉日和となりました。駅から瑠璃光院までの道のりでも美しい紅葉を見ることができ、何枚も写真を撮りたくなってしまうほど。瑠璃光院への期待が高まります。

ネットで「遅い時間になると混雑し、待ち時間が数時間になることもある」という情報を得ていたため、余裕を持って9時には到着。早い時間だったこと、完全に紅葉する時期より1週間ほど早かったこともあり、30分弱ほどの時間で入場することができました。中に入る前にはスタッフの方が入り口前で記念写真を撮影してくれるというれしいサービスも。

写真を撮り終わったあとは、いざ中へ。山門をくぐり玄関にいたるまでには「山露路の庭」が広がります。この段階でも絵になる風景が続き、何度も足を止めて写真を撮ってしまいました。庭を抜け玄関を上がると、いよいよ写真で何度も見たあの場所へ。部屋に入ると美しい景色が目に入ってきました。暗い室内から見る外の明るさ、紅葉の色のコントラスト。室内の柱は景色を切り取り、額縁のようです。まさに美しい「絵」を見ているような感覚でした。写真で見たとき、外の景色を反射しているのは床だと思っていたのですが、実際に反射していたのは、きれいに磨かれた机。この時期は真っ赤に紅葉していたわけではありませんが、この時期ならではの緑、黄色、赤色といったグラデーションを眺めることができ、息を飲む素晴らしさでした。

この風景だけではなく、2階から見渡す外の景色、庭の景色も、とても美しいものでした。辺りに漂う静寂や、建物の和の雰囲気に心がとても落ち着いたのを覚えています。どこから見る風景も素晴らしく、朝早起きして行った甲斐がある訪問となりました。

【関連サイト】
●瑠璃光院
http://rurikoin.komyoji.com/lp/
▲入り口から建物の中に入るまでの道のりでも、美しい紅葉を眺めることができます。
▲瑠璃光院の最寄駅「八瀬叡山口」の駅構内はレトロな雰囲気を感じさせます。