下鴨神社で毎年開催されている「糺の森の光の祭」。会社の先輩に誘われて、はじめて知ったのは4年前のことです。とても素敵だったため、思い出してはまた行ってみたいなと密かに思っていました。
そんな折、友人に誘われて再び行けることに。
以前は、「浮遊する、呼応する球体」という展示部分のみ有料ゾーンだったのですが、今回はイベント全体が有料になっており、入場するのにチケットが必要でした。コンビニでチケットを発券し、下鴨神社に向かいます(下鴨神社近くのコンビニは軒並み発券システムが混んでいたので、あらかじめ発券しておくことをおすすめします)。開演時間前に到着したものの、入り口前には長蛇の列が。毎年好評で開催されているイベント、さすがです。しばらく待ち、中に入ると4年前に比べて内容も充実し、大きくパワーアップしていることに気づきました。
入ってすぐ目に飛び込んできたのは、「呼応する森と、自立しつつも呼応する生命」という展示。卵形をした球体が参道の左右至るところに並んでおり、ピンク、赤、紫、水色、青、緑・・・次々と色を変えていきます。鳥居もライトアップされ、昼間とはまた違う雰囲気を醸し出していました。
進んでいくと、2つ目の展示である「自立しつつも呼応する生命の森」が見えてきました。自分の身長を優に超える球体が密集しているゾーンで、その隙間を縫いながら進んでいきました。中に入ると、前後左右どこを見ても光の海。前が見えないため、さながら迷路のようでもありました。
壁側にはプロジェクションマッピングの展示も。作品のタイトルは「Walk, Walk, Walk」。映し出されているのは大名行列の行進です。しばらく見ていると、どんどんと映像が変わっていき、人が練り歩くだけではなく、カエルが出てきたり、季節が巡ってススキの映像が映し出されたり・・・次々と変わっていく映像に飽きることがありません。映像が終わりに近づくと、下で咲いていた花が散りはじめ、最後には花が一面に舞い上がる、幻想的な風景で締めくくられました。
さらに進んでいくと、「浮遊する、呼応する球体」という展示が登場。前回も体験したため見るのは二度目ではあったのですが、色を変えながらふわふわと漂っていく球体を見ると、とても癒されました。その奥へ進むと、橋の上から水面一面に広がる球体が目に見えてきました。「水面にたちつづける呼応する生命」です。私は今回の「糺の森の光の祭」のなかで、この展示が一番印象に残っています。水面に浮かぶたくさんの球体の色が、グラデーションしながら一気に変わっていく様子が圧巻で、とても美しく、心を奪われました。その光は水面にも反射し、より幻想的な雰囲気を醸し出しています。私もしばらくの間その近くに腰を下ろし、光が流れていく様子をじっくりと眺めていました。
昼に行くと厳かな雰囲気で心が洗われるような気持ちになる下鴨神社。昔から残る神社の厳かさと現代的なアートの融合は新鮮で幻想的で、とても美しかったです。また開催されることがあれば、必ず足を運びたいと思っています。
ここから私はチームラボの魅力にはまり、東京に行った際には、お台場の「チームラボ ボーダーレス」にも訪れました。こちらでは一面にランタンが飾られた空間、壁一面のプロジェクションマッピングなど、下鴨神社とはまた違った魅力が。2時間があっという間だったなと感じるほど、とても楽しい時間を過ごすことができました。
次は豊洲の「チームラボプラネッツ」にも行きたいのですが、なかなか訪れることができずもどかしい思いです。いつか東京に行ける日がきたら必ず足を運びたいです。
【関連サイト】
●下鴨神社 糺の森の光の祭
https://www.teamlab.art/jp/e/shimogamo/
●チームラボボーダレス
https://borderless.teamlab.art/jp/
●チームラボプラネッツ
https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/
▲「自立しつつも呼応する生命の森」。男性の身長より大きな球体も多くあり、迫力がありました。
▲「Walk, Walk, Walk」。次々に映像が変化していくため、ずっと眺めていても飽きずに楽しむことができます。
▲「浮遊する、呼応する球体」。浮遊している球体は地面と紐で結び付けられています。
▲「水面にたちつづける呼応する生命」。水面に光が映り込む景色は、とても美しいものでした。